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受験コーチングとは

受験コーチングとは

こんにちは。

受験コーチングの第一人者、鈴木詩織です。

 

今日は、”受験のコーチングって何?”という疑問にお答えしたいと思います。

 

 

10年、20年前と比べて、

「コーチング」という言葉を

聞く機会が増えてきました。

 

もともと、COACHとは「馬車」という意味で、

「馬車に乗る人を目的地まで送り届ける」といった意味から、

コーチはその対象者の目標達成をサポートする人のことを指すようになりました。

 

スポーツの世界においてプロ選手やオリンピック選手が

「コーチ」をつけることは当たり前となり、

1つのチームに技術コーチ・メンタルコーチなど

複数のコーチがつくこともあります。

 

また、

経営者を対象としたエグゼクティブコーチング、

人生をより豊かなものにするためのライフコーチング、

親子関係をよりよくするための親子コーチングなど、

コーチングはありとあらゆるところで使われるようになりました。

 

実は、受験の時にコーチをつけることは、

世界的にみると新しいことではなく、

1840年代にイギリスのオックスフォード大学で、

受験指導を受けるために学生が雇った個人教師のことを

「コーチ」と呼んでいたという話もあります。

 

では改めて、現在の日本における

”受験コーチング”とは何か

今日はそのことをお話ししたいと思います。

 

まず、”受験”についてですが、

ここでは、中学受験・高校受験・大学受験の3つを指すこととします。

 

子どもたちがなんのために受験をするかというと、

次の段階の学校に進学するためですね。

それも、選んで進学していく場合に”受験”する必要が出てきます。

 

受験コーチングでまず大切なのは、

”受験はゴールではなく通過点である”

という考え方です。

 

一人一人それぞれの人生の中で、

より豊かで幸せに生きるための

”手段”であると言い換えても良いです。

 

このことから、

受験コーチングでまず必要なのは、

 

1、子ども自身が心から望む未来を引き出し、

人生の設計図を一緒に作ること

 

です。

 

受験コーチング協会では、

コーチングの対話を通じて、

また、

エニアグラムの知恵を活かし、

一人一人の理想の未来を

明らかにしていきます。

 

理想の未来を思い描くことができたら、

具体的な目標を設定していきます。

 

多くの子どもたちが、

”周りの大人たちの意見”に

強く影響を受けながら生きています。

 

まずは、

”周りの大人たちの意見”から離れ、

自分で自分の目標を見つけられるように

サポートします。

 

そして目標が定まったら、

目標の分析を行います。

 

「彼を知り己を知れば百戦殆からず」

 

まずは、彼(目標)を知るわけです。

 

 

2、目標(ゴール)の分析

 

 

入試の日程から、

試験科目や難易度、

出題傾向の分析などを行い、

目標をしっかりと捉えます。

 

 

3、現状の分析

 

 

次に、現状の分析を行なっていきます。

試験科目それぞれの、

現在の成績はどうか、

模擬試験や学校のテスト結果、

通知表などを見て

現在の立ち位置を

正確に捉えます。

 

4、戦略立案

 

 

目標と現状を正確に捉えたら、

残された期間で確実に目標に到達するための

戦略を考えます。

 

受験となるとどうしても、

「何をやるべきか」を

考えて積み上げてしまうのですが、

 

”戦略”とは

戦を略すことですから、

 

何をやらないか、

どうしたら

無駄を省いて合格できるか

絶対に省いてはいけない部分は何か、

優先順位や

取り組むべき順番はどうしたら良いかを

徹底的に考えて学習計画に落とし込みます。

 

さて、ここまでが

机の上で考える理論になります。

 

ここから先は実践編。

 

というのも、

実際に計画を実行するのは

生身の人間ですから、

”頑張りたい”と思えたり

”続けられる”と思えることが必須です。

 

 

5、モチベーションの維持と管理

 

 

さて、ここで大切になってくるのが

モチベーションの維持と管理です。

 

詳細なやり方については

話すと長くなってしまうので

別の機会に譲りますが、

 

◆9タイプ別の動機

◆これまでの学習経験

◆学習に対する動機づけの程度

◆モチベーション低下時の対策

などを駆使し、

定期的なコーチングセッションを行うことで

モチベーションをキープしていきます。

 

 

6、計画の修正と行動の最適化

 

 

さて、4、戦略立案 で立てた

計画通りに全て物事が運んで

ゴールインできれば一番良いのですが、

 

現実、そうなることは皆無です。

 

そのため、重要となってくるのが

計画からずれた場合に

どのように計画を修正するのか

行動を最適化するかです。

 

実際には、

定期的なコーチングセッションの中で

これを行なっていきます。

 

ここで身につく力は、

受験だけでなく、

社会に出てからも

子どもたちが強くしなやかに

生き抜く土台となります。

 

 

7、学習ノウハウの提供

 

 

計画を立ててPDCAを回していくことの他に

大切なことがあります。

 

それが、学習ノウハウの提供、

勉強のやり方を教えることです。

 

私たちが子どもだった頃と比べて、

今、学習に関する科学的な知見は

かなり増えてきています。

 

たとえば、

このように暗記をすると

覚えやすいとか、

そういった知見がたくさんあるのです。

 

それらの知見を駆使して、

受験生当事者の努力が

しっかりと身を結ぶように

学習ノウハウを提供していきます。

 

8、保護者のメンタルサポート

 

 

最後にとても大切なのが、

保護者へのサポートです。

 

受験生を抱える保護者は、

常に不安の中にあります。

 

保護者の不安は、

一緒に暮らしている

受験生本人に、

どうしても伝わってしまいます。

 

「勉強したの!?」

「このままで大丈夫!?」

「成績が下がったなら塾を増やさなきゃ」

 

そのような声かけが、

子どもたちのやる気や

努力に水を差してしまうことがあります。

 

私たちは、

保護者のサポートをとても大切に考えています。

 

保護者が安心して子どもを見守れるように、

◆受験情報の提供

◆正しい学習の知識

◆内省による気持ちのコントロール

◆子どもの成長過程を見える化する

など、

さまざまな角度から

保護者の不安を和らげるようにしています。

 

このことが、

子どもたちの学習成果に

多大な影響を与えていることは

あえていうまでもありません。

 

 

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”受験コーチング”の手法を学びたい

 

塾経営者の方、

塾講師・家庭教師の方、

受験生の保護者の方、

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【祝】出口汪先生が協会の顧問にご就任!!!

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集中力が倍増!?ポモドーロ・テクニックは効果があるのか?

集中力が倍増!?ポモドーロ・テクニックは効果があるのか?

みなさんは、学習に集中したい時、どのようにしていますか?

ここ数ヶ月、原稿執筆を抱えていた私は、

「どうにも気が乗らない」という時に、

YOUTUBEで集中できる音楽などをかけながら仕事をしていました。

 

いろいろな音楽が出ていて、

気にいるもの、集中できるものもあれば、

聞き入ってしまい集中できないものなどありました。

 

中でもよく使っていたのが、

ポモドーロ・テクニックを使ったもので、

25分作業して、5分休憩、

作業中と休憩中で音楽が変わるものでした。

 

 

休憩をそれにあわせてとっていたわけではないのですが、

「ああ、もう25分経ったんだな。もう少しペースアップしよう」とか、

「このタームは集中できたな」とか、

インターバルごとに自分の集中度合いを評価するのにちょうどよかったので、

使っていました。

 

ポモドーロ・テクニックは実際のところ、

どのくらい効果があるのか?

ちょっと気になったので調べてみました。

 

 

ポモドーロ・テクニックは、短い集中作業と定期的な休憩を組み合わせることで、

生産性や仕事の効率性を高めるとされています。

 

以下は、ポモドーロ・テクニックに関する科学的研究からの知見です。

 

  1. 集中時間の向上

2011年に行われた研究では、ポモドーロ・テクニックを使用した参加者の集中時間が、

休憩を取らない場合よりも有意に長くなったことが示されています。

(参考文献1)

 

  1. タスク完了時間の短縮

2019年に行われた研究では、ポモドーロ・テクニックを使用した参加者が、

従来の作業方法を使用した場合に比べてタスク完了時間を短縮できたことが示されています。

(参考文献2)

 

  1. ストレス軽減

2016年に行われた研究では、ポモドーロ・テクニックを使用した参加者が、

ストレスレベルを有意に低下させることができたことが示されています。

(参考文献3)

 

以上の研究から、ポモドーロ・テクニックが集中時間の向上やタスク完了時間の短縮、

ストレス軽減につながる可能性があることが示唆されています。

 

私が感じたのと、同じような結果が、研究でも出ていました。

 

ただし、研究の規模や方法にはまだ限界があるため、

これらの効果が全ての人に当てはまるわけではない、

つまり、まだ「科学的に効果がある」といえるにはデータや研究が少ないということです。

 

 

一方で、休憩を定期的に挟むことが、生産性や仕事の効率性を高める可能性があることは研究されています。

 

例えば、2014年に行われた研究では、短い休憩を定期的に挟むことが、

長時間の集中作業において注意力や作業効率を向上させることが示されています。(参考文献4)

 

また、2016年に行われた別の研究では、休憩を取ることが、

ストレスや疲れの軽減につながることが示されています。(参考文献5)

 

ポモドーロ・テクニックは、短い集中作業と定期的な休憩を組み合わせることで、

このような効果を実現することができると考えられています。

 

 

というわけで、25分集中ー5分休憩というのが万人に良いかは分からないが、

自分にあったペースで集中と休憩を繰り返すと、

長時間集中力を保ちながら学習ができるようです。

 

私の担当生徒さんでは、

15分タームで計画を立てている人から

90分タームで計画を立てている人まで

さまざまです。

 

小学生でも長く集中できる人もいれば、

高校生でも短い方が良いという人もいます。

 

いずれにしても、

【自分はどのくらいの時間を1タームとして学習すると一番能率が上がるか】

それを、自分で理解していること、

これが最も大切なことです。

 

 

参考文献:
1、Saras Saraswathi, Ritu Sharma, and Vinod Kumar. The Pomodoro Technique and Its Impact on Time Management, Productivity, and Procrastination. Journal of Modern Education Review, 2011, 1, 45-50
2、Majumder, S., & Prasad, P. (2019). Can Pomodoro Technique improve task completion time?. Procedia Computer Science, 165, 506-512.
3、Lucas M, Guénette L, Blais MC, Desmarais M. Implementing the Pomodoro Technique to Reduce Stress Among Graduate Students in Information Science. Journal of Education for Library and Information Science. 2016 Apr;57(2):120-133.
4、Meredith ME, Miner KR, Lord DC. 2014. How Does Break Frequency Affect Task Performance, Mood, and Work Motivation? Proceedings of the Human Factors and Ergonomics Society Annual Meeting, 58(1), 1835-1839.
5、Kim JW, Kim KW, Jang HY, Kim CH, Kim YK, Han JW, Youn CH. Effects of short-term work break on fatigue and physiological function among VDT workers: a randomized cross-over trial. Ergonomics. 2016 Dec;59(12):1584-1592.
 

 

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